38

深まりゆく秋
美しい虫の音色は消えていく
日は短く夜は深まりを増す
目に鮮やかな紅葉すら
もの寂しい心を癒すことはない
儚く散りゆく姿だけが映るだけ
風さえも心の僅かな隙間を吹き抜け
もの寂しさを一層掻きたてる
秋の風情とは何だろう
虚ろな心は秋の深まりに抗えない…
#詩

0コメント

  • 1000 / 1000

匡憲さん

大事な人